ベンジャミン・オグリビー〜近鉄バファローズ名選手29〜
80年にアメリカンリーグで41本塁打を放ち、ホームラン王に輝いたバリバリのメジャーリーガー。
近鉄に入団した87年には既に38歳になっており、年齢的な衰えを不安視されたが来日1年目に3割24本塁打、2年目が.306、22本塁打と数字を残し、4番打者としての重責を果たした。さすがにホームランは少なく、守備も不安だったが、巧みな打撃はさすがメジャーリーガーと思わせるものだった。
また外国人にはありがちの大振りというものが無く、三振数の少なさは特筆モノだった(88年はシーズンで392打数でたった39三振。ちなみに同年のブライアントは267打数で91三振)。
元メジャーリーガーの助っ人であることを鼻にかけることもなく、謙虚で紳士な態度はチームメイトからもファンからも愛された。あの10・19では試合終了後、ホテルのトイレで泣いていたという逸話がある。
打撃フォームはグリップを極端に後方に構える独特なもので、バットがヘルメットに何度も当たっていた。
年齢が年齢だっただけにこの10・19の試合を最後に現役を引退した。在籍2年連続3割20本という数字だけでなく、勝負強さがあり印象度の強い選手だった。
近鉄バファローズ時代の成績
■近鉄在籍期間:2年(1987〜88) 在籍率100%
■近鉄時代通算成績:
224試合出場
打率.306
46本塁打
139打点
6盗塁
※在籍率・・・プロ入団から2004年の近鉄消滅までの近鉄在籍期間の割合。