近鉄バファローズの歴史

球団創設期/三原・岩本時代/西本時代/関口・岡本時代/仰木時代/鈴木・佐々木時代/梨田時代

近鉄バファローズ名選手

石渡茂/古久保健二/柴田佳主也/有田修三/井本隆/リチャード・デービス/羽田耕一/岡本晃/ハーマン・リベラ/佐藤秀明/山口哲治/伊勢孝夫/光山英和/金村義明/ベンジャミン・オグリビー/佐々木恭介/柳田豊/大成しなかったドラフト上位選手(高卒選手)/鈴木貴久/入来智/フィル・クラーク/村田辰美/小野和義/酒井弘樹/礒部公一/大石大二郎/村上隆行/真喜志康永/山下和彦/吉井理人/高柳出己/山本和範/高村祐/野茂英雄/水口栄二/及第点助っ人傑作選/山崎慎太郎/赤堀元之/新井宏昌/石本貴昭/石井浩郎/阿波野秀幸/中村紀洋

近鉄バファローズ名勝負

平野執念のバックホーム/ブライアント4連発/代打逆転満塁サヨナラ優勝決定ホームラン/江夏の21球/10・19

近鉄バファローズキーワード

日生球場/藤井寺球場/コンニャク打法/巨人はロッテより弱い

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ハーマン・リベラ〜近鉄バファローズ名選手35〜

88年シーズン、あと一歩で優勝を逃した近鉄は翌年、優良助っ人オグリビーの引退に伴い、新外国人ドットソンを獲得する。前年途中獲得でブレイクしたブライアントと共に期待されたが、シーズンが始まると思わぬパワー不足を露呈。どっと損と思った球団は4月早々にドットソンに見切りをつけると、リベラというプエルトリコ出身の助っ人を緊急獲得した。

リベラは来日して即4番打者として出場。多少の粗さはあるものの、リーチの長さが特長でアウトコースのボールも器用にスタンドへ運ぶパワーがあった。守備は本職はサードだったが、こちらは粗さだけが表に出てしまい、再三、一塁悪送球でチームの足を引っ張ってしまう。しかし、途中からファーストリベラ、故障上がりから復調してきたサード金村義明の布陣が固まり、この守備の件に関しては不安は解消される。

打撃に集中出来るようになったリベラは夏場にかけて非凡な勝負強さを発揮。アベレージヒッターではなかったので、打てない試合は全く打てなかったが、チャンスには非常に強かった。また元ボクサーという異色の肩書きを持ち、藤井寺で一度死球に怒り狂ったリベラがオリックスの投手関口にそのまま直進し、パンチを食らわせるなど、いろんな意味で荒っぽかった。

89年のシーズンの終盤の逆転劇といえば「ブライアント4連発」がクローズアップされるが、リベラも負けず劣らずの活躍を見せている。近鉄は10月初旬に西武への挑戦権をかけてオリックスと藤井寺4連戦を行った。第3戦をまさかの逆転負けで落とし、1勝2敗で自力優勝が消滅した近鉄はその日、佐伯オーナーの死というWショックに見舞われる。しかし第4戦、延長にもつれこむ激闘はリベラがサヨナラ3ランを放ち、チームを土壇場で踏みとどまらせた。さらにあの西武球場での3連戦では初戦で決勝ソロを放つ。ちなみにこの日のブライアント4連続三振。初戦で負けていれば残り2戦は意味をなさなくなっていただけに、貴重なホームランであった。

そしてマジック1で迎えた10月14日のダイエー戦。超満員の藤井寺のスタンドへ勝利を決定づける豪快なアーチをかかげた。とにかく89年の快進撃は彼の活躍なくしてありえなかった事だけは言える。残念ながら契約等の問題で好成績を残しながらこの年限りでの退団となる。ホームランを確信するとバットを高く放り投げるパフォーマンス、陽気でチーム思いの助っ人の近鉄での活躍がもう何年かは見たかったなあと思う。

近鉄バファローズ時代の成績

■近鉄在籍期間:1年(1989) 在籍率100%
■近鉄時代通算成績:
123試合出場
打率.260
25本塁打
79打点
4盗塁

※在籍率・・・プロ入団から2004年の近鉄消滅までの近鉄在籍期間の割合。

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